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経典が赤いのは…。

 寺の住職であった祖父の33回忌と、坊守祖母の1周忌が同時に行われた。祖父が死んでから祖母は32年生きたことになるのか。祖母の葬式のあった1月某日、冬は雪が降りやすい山陰地方ながら、晴天に恵まれた。そして今日も、天気予報では雨だったのに、前日ぐらいから前倒しになって、しっかり晴れた。気丈な人だったけど、死してなおあっぱれといおうか。

 寺の孫ではあるが、お経は全然知らない。小さい頃から読まされていた「正信偈(しょうしんげ)」なら、聞けば何となく合わせられる程度。でも、意味がわからないから興味が湧かない…と思ってさっき検索してみたら、あっけなくザクザク出てきた。う、うーむ。以下写し。

 “正信偈は親鸞聖人の著作であり、浄土真宗の立教のいわれを著わした「教行信証」の行の巻」の最後に書かれているものです。その大意を、「称名念仏によって立つ真宗が、どのようにして相承されて来たのか」ということが記述され、一人親鸞の創作によるものではないということを証明し、そのことを確認する内容」を書いています。 この正信偈は、「開経偈」のようなもので、これを唱和することにより、相承されてきた念仏の道のりを確認することになります。  今のように節を付けて、みんなで唱和するようになったのは、親鸞聖人の八代後の蓮如聖人が始められました。”

 …やはり、よくわからないな。浄土真宗の概要のようなものが書かれてあるのかな?

 小さい頃、住職である伯父に、経典にまつわるアニメスライドを見せられたことがあった。経典の表紙が赤いのは、ある日建物が火事になったときに、えらい坊さんが経典を守るため自分の腹を割いて中に入れたから…!というようなストーリーだった。劇画チックな絵柄も手伝って、火の赤と血の紅が迫り、かなりこわかった。多分小学生くらいだったのに今でも覚えているのは、やはり衝撃的だったからだろう。 今日の法事でも、その赤い表紙を手にとって思い出し、しげしげと見つめてしまった。



by yamaneko299 | 2004-11-27 22:15

戯言は「たわごと」と読みます。
by yamaneko299
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